2024年のふりかえり | 信州小布施 北斎館

2024年のふりかえり2024年12月29日

こんにちは。年末、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本年も残すところあとわずかとなりました。
北斎館の2024年を振り返ってみようと思います。

「いざ、勝負!」2024年1月20日~3月31日
北斎の作品のなかに見る「勝負」をテーマにした展覧会。人間同士の真剣勝負もあれば、怪異に対峙する人物など、さまざまな勝負をご紹介しました。
また、関連企画として「北斎×現代のアーティスト」を初開催!北斎の作品をテーマに4名のアーティストによる新作を展示・販売しました。

 

「北斎と感情」(4月6日−6月9日)
北斎が挿絵を手掛けた読本作品を中心に、描かれた人物の感情表現に焦点をあてた企画展です。別れの悲しみや一攫千金の喜び、生前の恨みなどなど様々な感情を表現する北斎の人物描写をご紹介しました。

 

「新紙幣発行記念 北斎進化論」(6月15日−8月18日)
新紙幣発行を記念して、北斎の画業をたどる企画展を開催しました。画業の初期に手掛けた役者絵や、晩年の肉筆画など盛りだくさんの内容でした。

 

 

「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がデザインされた新千円札発行(7月3日)

 

Hokusai: A Vision Above / Hokusai: Art Beyond Boundaries(7月1日−7月25日)
イギリス東部の街ノリッジにて、セインズベリー日本藝術研究所との共同企画展を開催しました。展示されたのは、祭屋台天井絵や掛軸など肉筆画の高精細複製です。また会期中には、美術品のデジタル化や複製に関するシンポジウム「シン 複製画」を開催しました。

展示風景


50周年記念ロゴマーク公開(7月31日)
2026年の北斎館開館50周年に向けて、記念ロゴマークを公開しました。「日新除魔」の獅子の目をモチーフにしています。

 

キッズルーム水戸久斎 OPEN!(8月1日)
JR九州の⾞両、駅舎などを多数デザインし数多くの賞を受賞している、⽔⼾岡鋭治⽒(DON DESIGN SOCIATES)がデザイン。空間設計は⼦どもたちのための⽊質施設づくりで多くの実績のある、砂⽥光紀⽒(OFFICE FIELDNOTE)が担当。この2⼈がタッグを組むことによって、北斎館「キッズルーム ⽔⼾久斎」が実現しました。

キッズルーム水戸久斎


今夏の動きについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

「北斎の植物図鑑」(9月4日−11月10日)
北斎が描いた「植物」に注目した企画展。北斎だけでなく、小布施ゆかりの髙井鴻山の下絵からも様々な植物をご紹介しました。とくに肉筆画「菊図」と高井鴻山の「菊」が並んだ展示ケースの前では、多くの方が足を留めていらっしゃいました。

 

「怪力の魅力」(11月16日−1月19日)
北斎の版本作品から、「怪力」の表現を集めた企画展です。迫力満点の版本挿絵を展示中です。

簡単ですが、北斎館の一年を振り返ってみました。今年も盛りだくさんの一年でしたが、来年も様々な企画を準備中です。どうぞお楽しみに!
本年も北斎館をお楽しみいただきありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。

 

〈今年の新作グッズも振り返ってみました。〉
京友禅 正絹アロハシャツ 「富士越龍」
ヴィンテージアロハスタイルのファッションブランド『パゴン』のアロハシャツ。『怒涛図 男浪』に続き、北斎最晩年の作である『富士越龍』デザインが登場しました。

気仙沼ニッティング 赤富士 ポンポン帽子
気仙沼ニッティングとコラボレーションしたポンポン帽子です。北斎の代表作「冨嶽三十六景 凱風快晴」をイメージした可愛らしいデザインですべて手編みです。

UNDONE×北斎館 THE WAVE FORWARD ウォッチ
カスタマイズウォッチブランド・UNDONEとの全世界1000本限定のコラボレーションウォッチが発売されました。北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が背面にデザインされています。
長傘(怒涛図 男浪図)折傘(おりたたみタイプ・怒涛図 男浪図)
グッズのアンケートでリクエストを多数いただいていた傘が登場。長傘と折り畳み傘の二種類でどちらも晴雨兼用です。

来年のグッズもさらに充実する予定です。北斎館の企画と合わせてお楽しみにお待ち下さい!

カテゴリー:北斎館について

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