画狂人葛飾北斎の肉筆画美術館

企画展Exhibition

斬新!北斎Colors
【会期】2021年1月23日(土)~3月28日(日)
「北斎ブルー」という名を知っていますか。葛飾北斎(1760~1849)が晩年に多用した深く色鮮やかな青色は、近年そう呼ばれています。北斎の代表作「冨嶽三十六景」をはじめ、当時多くの版画作品に利用されたこの青色は、西洋で発明された化学顔料「ベロ藍」(プルシアンブルー)を使用したもので、従来の版画作品では見られない斬新な印象を人々に与えました。
本展では数ある北斎作品の中から墨を基調とした作品、淡い色彩で描かれた作品、多彩かつ鮮やかな作品に分類し展示します。それぞれにおける印象の違いや色彩が放つ魅力を存分にお楽しみください。また昨年に続き屋代南高等高校ライフデザイン科の生徒が制作した、北斎の絵をもとにデザインした華やかな衣装も展示します。視覚を通じて多大な影響を与える色の展覧会をぜひご覧ください。
常設作品を知るCollection
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上町祭屋台
高井鴻山が私財を投じてつくりあげた屋台。弘化2年(1845)、前年に引き続いて小布施を訪れた葛飾北斎が、天井絵「男浪」「女浪」図と装飾の制作に携わりました。
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東町祭屋台
町内に現存する7基の祭屋台のうち、最も古い天保15年(1844)に改造した折り、二度目の小布施来遊の葛飾北斎が、天井絵「龍」「鳳凰」図を描きました。

江戸の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)は九十年の生涯で、代表作の「富嶽三十六景」をはじめ、多くの錦絵、絵本、肉筆画などを制作しました。
天保13年(1842)、83歳の頃に初めて信州小布施を訪ねます。そのきっかけは、天保の改革によって江戸で制作が制限されたとも、地元の豪農・豪商の高井鴻山(1806-1883)の招きに応じて訪れたともさまざまな説があります。
北斎館ブログHokusaikan-Blog
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2021.03.04
「斬新!北斎Colors」のおはなし
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年末のごあいさつ
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2020.12.04
北斎晩年の読本傑作を展示! 北斎流「劇画釈迦伝」開催!
こんにちは、学芸員Nです。 私が北斎館勤めとなって何度目でしょうか。 今年もあの季節がやってまい...
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