画狂人葛飾北斎の肉筆画美術館

企画展Exhibition

東都遊覧〜北斎と巡る江戸の町〜
【会期】2023年4月1日(土)~6月11日(日)
西の京都に対し、東に位置する江戸は「東都」とも称され、江戸時代には人口100万人を超える世界でも有数の巨大都市を形成していたことで知られています。
ある日、そんな町の様子を実際に見たくなったあなたは仏様にお願いをしました。すると眩い光とともに妙見菩薩様が現れ1日だけあなたの望みを叶えてくれたうえ、案内人も用意してくれることになりました。
本展では「冨嶽三十六景」などの版画に描かれる色鮮やかな風景や『画本東都遊』などの版本にみられる名所の数々、人々を魅了した歌舞伎役者の姿など、北斎の作品とともに江戸の街並みや人々の生活の様子をご覧いただきます。ツアーガイドを務める北斎と一緒に人々で賑わう江戸の町をどうぞゆっくりとご見物ください。
常設作品を知るCollection
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上町祭屋台
高井鴻山が私財を投じてつくりあげた屋台。弘化2年(1845)、前年に引き続いて小布施を訪れた葛飾北斎が、天井絵「男浪」「女浪」図と装飾の制作に携わりました。
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東町祭屋台
町内に現存する7基の祭屋台のうち、最も古い天保15年(1844)に改造した折り、二度目の小布施来遊の葛飾北斎が、天井絵「龍」「鳳凰」図を描きました。

江戸の浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)は九十年の生涯で、代表作の「富嶽三十六景」をはじめ、多くの錦絵、絵本、肉筆画などを制作しました。
天保13年(1842)、83歳の頃に初めて信州小布施を訪ねます。そのきっかけは、天保の改革によって江戸で制作が制限されたとも、地元の豪農・豪商の高井鴻山(1806-1883)の招きに応じて訪れたともさまざまな説があります。
北斎館ブログHokusaikan-Blog
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天保13年(1842)、83歳の頃にここ小布施を訪れた北斎。
地元の豪農・豪商 高井鴻山の庇護を受け、
アトリエというべき碧漪軒を与えられ、様々な作品を残しました。
かつて北斎の残した多くの作品に触れながら、
創作意欲を膨らませることのできる
ワークスペースとして生まれたこの場所で、
信州小布施の旅をより充実したものにしていただけたら幸いです。
