「北斎×現代のアーティスト」 世界に1点しかないアート作品 | 信州小布施 北斎館

「北斎×現代のアーティスト」 世界に1点しかないアート作品2024年2月9日

北斎館では、開催中の企画展「いざ! 勝負」に合わせて、現代に活躍する4人のアーティストたちが制作したアート作品を展示しています。これらの作品は、北斎作品と向き合い、そこから受け取ったインスピレーションをもとに制作されたものです。どれも今回のために作られた1点ものの作品ですが、ご購入いただくこともできます。

作:江藤雄造


漆作家の江藤雄造は、蒔絵の技術を用いて北斎が描いたデザインの数々を作品上で再構成しました。金やプラチナで蒔絵をしたぐい呑みやワイングラスは、暮らしに華やかさを添えてくれそうです。

作:梶原大敬


陶芸家の梶原大敬は、北斎の「冨嶽三十六景」シリーズに着想を得て、北斎ブルーをイメージした青磁の鉢を制作しました。北斎がその生涯の中で繰り返し描いた富士山を、器に落とし込み、立体的に表現しています。

作:富田直樹


油彩画を中心に手がける富田直樹の作品は、北斎の美人画の傑作「柳下傘持美人」をオマージュしたもの。原画データをプリントアウトし、そのイメージをもとに油絵の具で凹凸を強調して描く手法によって、北斎作品の新たな魅力を引き出しています。

作:給田麻那美


伝統的な仏具装飾の技法に現代アートの感性を取り入れた給田麻那美は、かわいらしい「ひよこ」や「赤ちゃんのおしり」をかたどった陶器の作品を制作しました。金色に極彩色で描かれた模様は、北斎の下絵をもとに小布施の豪農商だった高井鴻山が描いたとされる天井絵の額縁から再構築しました。
 

北斎と向き合い、そのイメージを自分の作品に取り込むことは、アーティストにとって、北斎作品との勝負といえるかもしれません。北斎と現代アーティストの共演をぜひお楽しみください。


いざ!勝負
▼会期:2024年1月20日(土)〜2024年3月31日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:会期中無休
(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)

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