北斎館の庭でお待ちしています。2018年9月17日
こんにちは、学芸員のNです。
先日開会しました「北斎VS北斎 冨嶽三十六景×富嶽百景」はおかげさまで大盛況です。
お客さんの「これこれ!この絵大好き!」という話し声を聴いて、展示した私たち学芸員も出品したかいがあったと嬉しく思います。
さて、話が変わりますが、展覧会の開催前に北斎館前の庭の除草をしたところ、変わったサナギを見つけました。
金色の突起があるサナギです。
あまり見かけないので調べてみたところ、ツマグロヒョウモンという蝶のサナギでした。
もともと南の暖かい地域に生息する蝶らしいのですが、昨今の温暖化の影響で生息域がどんどん北上しているそうです。
今年は特に熱かったので、信州小布施もその生息域に入ったのでしょう。
ちなみに画像はありませんが、このサナギの近くで大きなアゲハチョウが羽を休めていました。
どうやら北斎館の庭は蝶のオアシスになっているようです。
このツマグロヒョウモンのサナギ、現在は庭先にある北斎レリーフの縁に棲みつき皆さんをお出迎えしています。
ご来館の際には、ぜひその様子をご覧になってください。
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