北斎漫画を通じて 北斎の息遣いを感じてみよう2023年12月8日
北斎館で開催中の企画展「浮世絵いろは」では、北斎の絵手本『北斎漫画』に描かれた絵をいろは順にご紹介しています。人物や動植物はもちろん、風などの目に見えない自然現象や幽霊や妖怪などの伝説上の生き物まで、多種多様な題材が描かれているところが見どころの一つです。
その中で、北斎は建物や風景も多く描きました。少し変わったところでは、鳥居を描いた絵も……。
左ページ上図は、鹿香(あらか)鳥居、その下は組み木鳥居。それぞれの特徴をじっくり観察して描いていることがわかります。
他にも、北斎が旅をして実際に見たであろう風景を描いた作品もあります。小野の滝は、中山道沿いの長野県木曽郡上松町にある滝です。絵手本をくるりと90度回転させ、縦長の画面を構成することで、高いところから勢いよく流れ落ちる水を表現しています。
北斎はこの滝を気に入ったのか、後に諸国瀧廻りというシリーズでも「木曽海道小野ノ瀑布」を描いています。
北斎漫画の多種多様な題材からは、晩年まで異郷の地を旅して、あらゆるものに好奇心を持ち、描こうとした北斎の姿が浮かび上がってくるようです。そんな北斎の息づかいを感じながら、多彩な作品をお楽しみください。
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その中で、北斎は建物や風景も多く描きました。少し変わったところでは、鳥居を描いた絵も……。
『北斎漫画』五編 鳥居
左ページ上図は、鹿香(あらか)鳥居、その下は組み木鳥居。それぞれの特徴をじっくり観察して描いていることがわかります。
他にも、北斎が旅をして実際に見たであろう風景を描いた作品もあります。小野の滝は、中山道沿いの長野県木曽郡上松町にある滝です。絵手本をくるりと90度回転させ、縦長の画面を構成することで、高いところから勢いよく流れ落ちる水を表現しています。
『北斎漫画』七編 信濃小野の滝
北斎はこの滝を気に入ったのか、後に諸国瀧廻りというシリーズでも「木曽海道小野ノ瀑布」を描いています。
「木曽海道小野ノ瀑布」
北斎漫画の多種多様な題材からは、晩年まで異郷の地を旅して、あらゆるものに好奇心を持ち、描こうとした北斎の姿が浮かび上がってくるようです。そんな北斎の息づかいを感じながら、多彩な作品をお楽しみください。
知られざる至極の木版画 摺物
▼会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月14日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:12月31日(日)
(※1月1日は時間短縮開館 午前10時~午後3時まで)
(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)
▼会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月14日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:12月31日(日)
(※1月1日は時間短縮開館 午前10時~午後3時まで)
(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)
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