葛飾北斎筆「桔梗」、秋の展覧会で展示いたします。2018年8月28日
みなさんこんにちは。
北斎館の学芸員のAです。
じりじりとした日差しも少しやわらぎ、涼しい風を感じられるようになりました。
猛暑の中エントランスにできた巣に生まれたつばめの兄弟たちも巣立ってしまい、すこしさみしく感じます。
8月も終わりに近づき、もうすぐ9月。
小布施にも秋の風がだんだん吹き始めてきそうです。
北斎館では、毎年この時期になると、葛飾北斎が描いた「桔梗」の掛け軸を展示します。
濃淡をつかい、青く美しい桔梗が描かれているこの作品からは、作者である葛飾北斎の観察力の鋭さが伝わってきます。
透き通るような葉の表現からは、涼しさも感じられます。
この「桔梗」は、9月15日から開催する秋の展覧会にて展示予定です。
みなさんも小布施で葛飾北斎の作品を見て、ぜひ秋を感じてみてくださいね。
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