北斎のことをもっと知りたい！ おすすめエンタメをご紹介2023年8月10日

　日本が世界に誇る浮世絵師である北斎。90歳で亡くなるまで、とことん絵を追究し続けた北斎が生涯で残した作品は、３万点以上にのぼります。一方、絵に情熱を燃やすあまり、食事や住まいには無頓着で、変わり者だったというエピソードも残っています。そんな人間らしい一面もあいまって、映画や小説などに北斎が繰り返し描かれてきました。

　今回は、そんな北斎の生涯を楽しく知ることができる機会をご紹介します。
　まずは、ミュージカル。秋田県仙北市を拠点にする劇団「わらび座」が創立70周年記念作品として、北斎の人生を描いたミュージカルが2021年から全国各地で上演されています。今年も8月から秋田、9月には長野や青森でも上演される予定です。


（引用：https://www.warabi.jp/hokusai2021/#totop）

北斎の名作「冨嶽三十六景」がなぜ生まれたかに迫るストーリーもさることながら、ダイナミックな舞台美術にも注目です。「わらび座の大道具スタッフ一同、正に北斎の弟子になった気分で、１ヶ月かけて描いた」という舞台の背景幕。北斎館の展示にもよく登場する『北斎漫画』などが、手描きで再現されています。機会がありましたら、ぜひご覧ください！

北斎についてもっと知りたいと思ったときには、書籍もおすすめです。例えば、こちらの『HOKUSAI NOTE』（集英社）は、北斎の作品や人生や代表作を知るための入門書にぴったりです。その他におすすめしたい北斎関連の書籍は、北斎館のオンラインショップでご紹介しています。


　今回ご紹介したミュージカルや書籍に登場する北斎作品の数々は、北斎館で実際にご覧いただくことができます。こちらもあわせて、ぜひお楽しみください。


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