ちょっとだけ「お宝大放出」展の作品をご紹介2022年9月17日
こんにちは、ご無沙汰しています。
学芸員Nです。
なかなかブログがあげられず、どのくらい経ちましたでしょうか?
ちょっとだけ今の展覧会「お宝大放出」展をご紹介します。
北斎館、秋の名品展が堂々公開中です。
年に一度、館の所蔵品の中でレア度の高い作品を一同に展示するこの展覧会。
絶筆と考えられる「富士越龍」などの肉筆画、「冨嶽三十六景」などの風景版画、『北斎漫画』『富嶽百景』といった版本作品など展示作品数はその数100点を超えます。
今回のテーマは「北斎館のお宝」ということは「北斎でないお宝」も出せるのです。
そこで作品の中には弟子の作品や、当時活躍した別の絵師の作品も少し展示しています。
ここでご紹介するのは川鍋暁斎の『暁斎画壇』です。
川鍋暁斎の絵やその生い立ちなどが収められていて暁斎研究において貴重な作品です。
なんとこの本には北斎の美人画を模写したページがあったります。
暁斎は北斎の絵を意識していたのでしょう。
この美人画が実際に似ているかどうかは、ぜひ展覧会をご覧になり確認してみてください。
(今回は美人画が多く出品されています)
展覧会は11月13日(日)まで開催中です。
小布施観光に合わせて北斎館のお宝をどうぞご覧ください。
カテゴリー:学芸員のつぶやき