江戸時代の夏休みにタイムスリップ!? | 信州小布施 北斎館

江戸時代の夏休みにタイムスリップ!?2022年8月1日

 7月になり、暑い日が続いていますが、皆さんは夏バテをしていませんか? そんなときに食べたくなる物といえば、鰻です。江戸時代の人たちも鰻を好んで食べていたようで、江戸には鰻を専門に売る鰻屋があったそうです。

『北斎漫画』十二編「鰻登り」


 北斎は、そんな鰻屋の様子をコミカルに描いています。この頃から串に刺して焼く蒲焼や、丼(鰻飯)と呼ばれるものがあったそうで、北斎も美味しい鰻料理に舌つづみを打っていたのかもしれませんね。

 そして、今年は残念ながら中止になってしまいましたが、東京の夏の風物詩といえば、隅田川花火大会です。
この花火大会は、享保18(1733)年に大飢饉や疫病による死者への供養と悪病退散を願って花火を打ち上げ、川開きを行ったことが始まりだといわれています。その当時の様子を、まだ若き日の北斎が描いています。

江都両国橋⼣涼花⽕之図


 船の上から花火師が打ち上げた花火を橋の上から眺める人々。川岸にもずらりとお店が並び、人々が思い思いに夏の夕暮れ時を楽しんでいる様子が伝わってきます。

 これらの作品は北斎館で開催中の企画展「わくわく! WORK」でご覧いただくことができます。今回の企画展は江戸時代の様々な仕事にスポットを当てていますが、夏にちなんだ作品も散りばめられています。ぜひ皆さんも江戸時代の夏を感じてみてはいかがでしょうか。

わくわく!WORK
▼会期:2022年6月18日(土)~2022年8月28日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:なし(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)


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