この夏、 浮世絵社会科見学の旅へでかけよう! | 信州小布施 北斎館

この夏、 浮世絵社会科見学の旅へでかけよう!2022年6月30日

 時代は江戸、とあるところに一人の男がいました。その名は、戯楽太郎(けらくたろう)。仕事に身が入らず、だらだらと毎日を過ごしていた太郎は、ついに家族にも怒られてしまいます。たまらず家を飛び出した戯楽太郎が出会ったのは……。

2022年6月18日から北斎館で始まる企画展「わくわく! WORK」では、この働きたくない男・戯楽太郎を主人公にして、浮世絵に描かれたさまざまな仕事を学ぶ展覧会です。


 いつも風景画として何気なく見ていた北斎の作品も、仕事にスポットを当てて見てみると、今までとは違う印象を与えてくれるかもしれません。

 例えば、冨嶽三十六景シリーズの「江都駿河町三井見世略図」は、江戸屈指の呉服屋・越後屋がある駿河町の通りから見渡す富士山を描いたものです。

しかし、働く人に注目すると、屋根の上で瓦をふいている職人さんたちが目に飛び込んできます。富士山に目がいきがちですが、この職人さんたちがいることで絵全体にいきいきとした躍動が生まれているんですね。

「冨嶽三十六景」江戸駿河町三井見世略図


 他にも様々な働く人々が描かれた作品が登場します。江戸で働く人々と出会った戯楽太郎は、何を感じるのでしょうか?
 大人も子どもも楽しめる、浮世絵社会科見学をぜひお楽しみください!


わくわく!WORK
▼会期:2022年6月18日(土)~2022年8月28日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:なし(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)


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