今も昔も変わらない!? 北斎作品にみる ファッションの世界 | 信州小布施 北斎館

今も昔も変わらない!? 北斎作品にみる ファッションの世界2022年5月27日

 だんだんと気温も高くなり、衣替えの季節が近づいてきました。服のコーディネートに迷われたときは、北斎の作品からヒントを得るのもいいかもしれません。

 江戸時代の美人画は、着物の模様や髪型などにその時代の最新流行が反映されています。きっと北斎も着物の模様や色のあわせ方など研究を重ねて、美人画を描いていたのでしょう。

「八朔大夫」


 例えば、8月1日に吉原の遊女が全員で白無垢の小袖をまとい、花魁道中を行うときの姿を描いた「八朔大夫」では、白色の着物に合わせた赤茶色の帯が印象的です。
じっくり見ると、白無垢衣装の内着にも白く美しい麻の葉模様などが描かれています。そんなファッションに注目して北斎の作品を見ると、また新たな発見があるかもしれません。

 さらに現代においても、北斎の作品にインスピレーションを受けた新しいファッションが生まれています。
北斎館では、長野県屋代南高等学校ライフデザイン科の生徒たちが北斎の作品をモチーフに製作した衣装を6月12日まで展示しています。


 屋代南高等学校の生徒が北斎ファッションを製作するのは昨年で3年目。
本来なら今年2月に北斎館でファッションショーを開催する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大により中止となってしまいました。
しかし、今回学校で開催されたファッションショーの様子を紹介した動画が完成。高校生と北斎のコラボレーションはこちらの動画でもご覧いただくことができます。


 北斎館で開催中の企画展「読本が結ぶ縁 ―馬琴と種彦―」とあわせて、北斎作品から生まれた華やかなファッションの数々をぜひお楽しみください。



「読本が結ぶ縁 ―馬琴と種彦―」
▼会期:2022年4月2日(土)~2022年6月12日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:なし(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)

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