スペシャルインタビュー
ドリアン助川さん③2022年2月14日
昨年末より、特別企画として北斎や小布施にご縁のある方たちへのインタビューをご紹介しています。前回はアメリカ人の友人と北斎にまつわるエピソードを話してくださった作家のドリアン助川さん。
前回に引き続き、お話を聞きました。
北斎の作品には、なんとも言えない明るさがありますよね。
本当にそうです。93回も引っ越しをしたなんてエピソードもあるくらい、ちょっと変わった人ですよね。でも、そんなエピソードもチャーミングです。
本人の人格が作品に現れているように感じますよね。北斎の作品を見ると、嫌々やっている仕事が一つもないんです。どの絵にも心が燃えていて、目が爛々として描いている様子が目に浮かぶようです。そうして作品に込められた力が、時を経て伝わってくる感じがします。
なので、前回のインタビューで話したアメリカ人の友人のクレイグも、次に日本に遊びに来たときには、ぜひ北斎館に連れて行ってあげたいです。
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前回に引き続き、お話を聞きました。
―前回、海外の方から見た北斎の印象のお話を聞きました。ドリアン助川さんご自身は、北斎の作品にどんな印象をお持ちですか?
北斎の作品には、なんとも言えない明るさがありますよね。
―北斎の作品には、思わず笑ってしまうようなユーモアを感じるものも多いです。
本当にそうです。93回も引っ越しをしたなんてエピソードもあるくらい、ちょっと変わった人ですよね。でも、そんなエピソードもチャーミングです。
『北斎漫画』
―北斎の作品を見ていると、北斎が何を面白がっているのかが伝わってくるような気もします。
本人の人格が作品に現れているように感じますよね。北斎の作品を見ると、嫌々やっている仕事が一つもないんです。どの絵にも心が燃えていて、目が爛々として描いている様子が目に浮かぶようです。そうして作品に込められた力が、時を経て伝わってくる感じがします。
なので、前回のインタビューで話したアメリカ人の友人のクレイグも、次に日本に遊びに来たときには、ぜひ北斎館に連れて行ってあげたいです。
アメリカ人の友人・クレイグさん(左)とドリアン助川さん(右)
3年前浅草にて
―ぜひ北斎館でお待ちしています。今回はお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
<ドリアン助川さん profile>
作家・歌手。明治学院大学国際学部教授。ハンセン病問題を背景にした小説『あん』が13言語に翻訳されている。2017年、『あん』はフランスの「文庫本読書大賞」と「DOMYTIS文学賞」を受賞。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。
作家・歌手。明治学院大学国際学部教授。ハンセン病問題を背景にした小説『あん』が13言語に翻訳されている。2017年、『あん』はフランスの「文庫本読書大賞」と「DOMYTIS文学賞」を受賞。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。
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