謎多き美人画の名手・お栄に迫る | 信州小布施 北斎館

謎多き美人画の名手・お栄に迫る2021年11月1日

 83歳で初めて信州小布施を訪れた北斎。その後、数回にわたり小布施を訪ね、様々な肉筆画の作品を残しました。北斎が2度目に来訪するときに同行したとされるのが、娘のお栄です。

 当時女性としては珍しく、絵師として活動したお栄。北斎に「美人画ではお栄にかなわない」と言わしめたという逸話が残るほどの腕前でした。今回、北斎館で開催中の企画展「北斎 視覚のマジックⅡ 北斎館所蔵名品展」では、そんなお栄にゆかりのある作品をご紹介しています。

百合図


 お栄の落款が入ったこの「百合図」は、小布施の旧家に伝わる貼り交ぜ屛風に貼られている作品です。貼り交ぜ屛風とは、様々な書や絵が貼られた屏風のこと。他に、今回初公開となるお栄の美人画の下絵もあります。

 お栄の直筆の手紙も公開されています。まるで通信教育のように、イラストを交えながら絵具の作り方を教えています。まだ謎の多いお栄の活動がわかる貴重な史料です。

舌代


 北斎館のある小布施周辺には、北斎親子の作品や史料がたくさん残っています。長年受け継がれてきた貴重な資料の一部をご覧いただけるこの機会に、ぜひお越しください。

「北斎 視覚のマジックⅡ 北斎館所蔵名品展」
▼会期:2021年9月4日(土)~11月14日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円
▼休館日:なし

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