すみだ北斎美術館名品展終了、北斎館名品展へバトンタッチ2019年12月5日

こんにちは、学芸員Nです。

ご無沙汰しております。

約3カ月ぶりの投稿です。

お仕事しているうちに、3カ月も経ってしまいました…

これからは小まめに投稿しよう…そう思います。

 

さて、先月当館における「すみだ北斎美術館名品展」が終了しました。

台風19号の影響があり、ご来館いただけなかった方もいるかと思いますが、ピーター・モースコレクションや「隅田川両岸景色図巻」など、貴重な作品をご紹介できました。

本展はすみだ北斎美術館との交換展であり、現在は当館の名品がすみだ北斎美術館で展示されています。

今回は、そのご紹介をしましょう。

 

すみだ北斎美術館「北斎 視覚のマジック 北斎館名品展」は2019年11月19日(火)~2020年1月19日(日)まで開催されています。

実は、私たちはその内覧会に出席してきました。

展示室は3階と4階の2フロアを使い、肉筆画、版画、版本など、そして祭屋台天井絵2点が一堂に展示されています。

前期展・後期展を通じて一部作品の入れ替えなどをしながら約130点が展示されます。

北斎館がこれだけたくさんの作品を貸出することは、初めてです。

大勢のお客様が来てくれるかな、とドキドキしていましたが、会場は人・ひと・ヒトで大混雑。

嬉しい悲鳴でした(*^^*)

 

それではみどころをご紹介。

祭屋台天井絵は東町祭屋台より「鳳凰」、上町祭屋台より「男浪」が展示室正面でデン!と皆様をお出迎え。

長野県宝でもあり、貸出困難な作品のため一見の価値ありです。

当館名品ということで、肉筆画も「富士越龍」を中心に美人画などを展示しています。

北斎が晩年に日課として描いていた「日新除魔」も特設コーナーが設けられています。

なんだか、とてもおしゃれですね。

当然、冨嶽三十六景や諸国名橋奇覧などの錦絵、富嶽百景などの版本、摺物なども展示されています。

版本では現存が数例といわれる「春の曙」(北斎館所蔵・北斎と歌麿が挿絵を担当)を初公開しています。

あとは、実際に展示をご覧いただきたいと思います。

(すみだ北斎美術館「北斎視覚のマジック 北斎館名品展」HP

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/742

1階売店では、北斎館オリジナルグッズも取り扱っていますので、ぜひお立ち寄りください。

 

この日、すみだ北斎美術館から見えるスカイツリーが、まるで版画の薄墨のように見えました。

北斎が生まれた町、墨田で北斎の息吹を感じてみてください。

 

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