多彩・繊細 摺物の世界Exhibition

2020.1/25(Sat)~3/29(Sun)

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【会期】 2020年1月25日(土)~3月29日(日)
【入館料】 大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生以下 無料
【休館日】 会期中無休
摺物とは、江戸時代に俳諧や裕福な旦那衆の中で流行した高価な木版画のことです。正月や春の節句など季節の節目に仲間うちで配られました。江戸時代にあった絵草紙屋と呼ばれる版画や版本を取り扱う店などで売られることはほとんどなかったため、現代に残っているものは多くなく貴重なものになっています。呉服商などの裕福な商人たちは、お金に糸目をつけず競うように豪華な作品を求めたといい、当時の人気絵師に作画を、腕のいい彫師や摺師に制作を依頼していました。

摺物の形は様々で、現代の画用紙のような大きなサイズのものから、ポストカードサイズのものまであります。職人たちは光に反射するときらきらと光る雲母粉(きららふん)を使った雲母摺(きらずり)と呼ばれる技法や、顔料を用いずに摺り模様跡だけをつける空摺(からずり)と呼ばれ
る技法を駆使し、繊細かつ高度な技を作品に注ぎ込みました。北斎も摺物を多く手掛けており、描く線の繊細さやきめ細やかさは目を見張るものがあります。


 摺物にされるテーマにはさまざまなものがあり、正月に配られる摺物にはその年の干支や鏡餅などの正月飾り、雛祭りなどの春の節句には雛人形や桃の花がモチーフにされました。また、現代のカレンダーのように大の月、小の月を表す数字を絵の一部として忍ばせて描くユーモアに溢れたものや、歴史や物語の中の登場人物をその物語とは関係のない世界に描いたパロディ作品のようなものなどその内容は多彩です。 江戸時代に裕福な商人たちによって楽しまれた、華やかで繊細な摺物の数々をどうぞお楽しみください。

展示作品のご紹介

六美人

六美人

六歌仙

六歌仙

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