あやしい浮世絵 | 信州小布施 北斎館

あやしい浮世絵Exhibition

2021.6/19(Sat)~8/29(Sun)

現在開催中

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【会期】 2021年6月19日(土)~8月29日(日)
【入館料】 大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
【休館日】 会期中無休

 この展覧会は、北斎作品にみる様々な“あやしさ”にスポットを当て、その魅力に迫っていくものです。 みなさんは「あやしい」と聞くとどんなものを思い浮かべますか。暗くて怖い空間や身の毛もよだつ気味の悪い話、物語の中に登場する摩訶不思議な生き物、不可解な現象、そんなものを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。怖いけど知りたい、聞きたい、見てみたい、そんな「あやしい」に興味をそそられる人も少なくはないでしょう。  江戸時代、庶民の間では怪談や不気味な言い伝えなどを題材にした版本作品が人気を博しました。北斎はそれらの物語の挿絵を多く手掛けており、中でも怪しい悪役や恐ろしい生き物が登場する『椿節弓張月』や、不穏な空気の中幽霊や怨霊が登場する怪談『新累解脱物語』などの読本は、多くの人々の興味を誘い絵草紙屋や貸本屋でも大人気だったといいます。現在の新潟県などの北越地域の怪異を題材にした『北越奇談』では、背筋が凍るような怪現象を描くなど、読み手にスリルを与えています。そんな版本作品の中には怖いだけではなく、“かわいいあやしさ”を持つ作品もあります。『北斎漫画』に登場するにっこり笑う亡霊船鬼や人魚、河童、お化けなどは、どこか滑稽な雰囲気さえ感じられます。  北斎は人々の怖いもの見たさを満たすかのように、様々なあやしい版画作品も発表しました。天保2~3年頃に発表された錦絵シリーズの「百物語」に登場する「さらやしき」や「お岩さん」は、日本に古くから伝わる怪奇事件を題材にした作品で、画面から放たれる不気味な空気は見る者の肝を冷やします。  この展覧会では様々なあやしさを放つ作品をご覧いただけます。北斎の描いたあやしい浮世絵の世界へあなたも足を踏み入れてみてください。

イベント情報

  • 特別講演会「近世の妖怪変化と現代と」

    特別講演会「近世の妖怪変化と現代と」

    開催日時:2021年8月7日(土)午後2時~(午後1時開場) 

    会場:北斎館映像ホール

    聴講:無料 ※入館料別途

    ※入場は先着順となります。

    ※講演会準備のため、当日は12時より、映像ホールを閉鎖致します。

     

    夏の企画展「あやしい浮世絵」展に合わせ、特別講演会を開催いたします。「あやしい」作品の世界を深く知る東雅夫氏を講師に迎え、近世の妖怪画と現代のホラー作品についてご講演いただきます。 【講師】東雅夫(ひがし・まさお) 1958年、神奈川県出身。文芸評論家。アンソロジスト。 『幻想文学』『幽』の編集長を歴任。2011年、著書『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に『百物語の怪談史』、編纂書に『文豪ノ怪談ジュニア・セレクション』『文豪怪談傑作選』ほか多数がある。

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