ゾッとする幽霊 かわいい妖怪 北斎が描く百物語 | 小布施 北斎館

ゾッとする幽霊 かわいい妖怪 北斎が描く百物語2026年7月10日

 北斎館では、企画展「浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵」を開催中です。この企画を担当した学芸員・ウェイさんに見どころを伺いました。

―今回の企画展を構想したきっかけは何ですか?

ウェイ:個人的に幽霊や妖怪、怪談が好きだったことが今回の企画につながりました。大学院の修士論文でも、幽霊が出てくる浮世絵を研究していました。

―江戸時代の怪談会「百物語」になぞらえて、約100点の作品を選ばれたそうですね。

ウェイ:そうですね。北斎は風景画のイメージが強いですが、実は幽霊や妖怪をたくさん描いています。そのほとんどが、江戸時代の小説の一種である読本の挿絵です。

―その中でウェイさんにとって印象的な作品はありますか?

ウェイ:『略画早指南』の後編では、文字で絵を構成する方法を北斎が教えています。そのなかに、「うらめしい」という文字を使って幽霊を描いている作品があります。

『略画早指南』後編


―ユーモラスですね。

ウェイ:幽霊や妖怪は怖いものとして描かれた作品もあれば、かわいらしいものやユーモラスなものとして描かれた作品もあります。同じ題材でも怖さや面白さが混在しているところが興味深いなと思います。
他には、『阥阦妹背山(おんよういもせやま)巻之四』という読本の「芳野王、妖怪を現して鱶七(ふかしち)の智勇をためす」という場面にも妖怪がたくさん出てきます。ポーズをとったり部屋の隅からのぞいたり、愛嬌がある妖怪がたくさん描かれており、見ていて楽しい作品ですね。

「阥阦妹背山 巻之四 芳野王、妖怪を現して鱶七の智勇をためす」


―最後に、この企画展をより楽しめるグッズがあれば教えてください。

ウェイ:北斎百物語の生首ヘアゴムです。4種類ありますが、私も全部買いました。この企画展を開催している間は毎日つけようと思っています。

ヘアゴム 葛飾北斎百物語シリーズ生首ヘアゴム




浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵
One Hundred Ghost Stories: Hokusai’s Spine-Chilling Ukiyo-e

▼会期:2026年6月17日(水)〜2026年7月26日(日)
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,200円 高校生・大学生500円 小中学生300円
▼休館日:なし※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。

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