浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵 | 小布施 北斎館

浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵2026年6月24日

 北斎が活躍した江戸時代に流行した怪談会「百物語」をご存知ですか。薄暗い部屋に灯した百本のロウソク。怪談を一話語り終えたら、そのうちの一本をフゥッと吹き消します。百話語り終え、真っ暗になったときに怪異が現れるともいわれています。

 北斎館では2026年6月17日(水)より「百物語」をモチーフにした企画展「浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵」を開催します。北斎が描いた幽霊・妖怪・怪談を題材にした作品の他、怪談には欠かせない「恐怖」にも着目し、見る物に恐怖を呼び起こす作品も合わせた100点をご紹介します。

葛飾北斎「生首」


 北斎というと「冨嶽三十六景」に代表されるような風景画のイメージが強いかもしれません。しかし、江戸時代の小説の一種である読本の挿絵を中心に、多くの幽霊・妖怪の絵を描いています。

 『近世怪談霜夜星』も北斎が挿絵を手がけた読本のうちの一つです。夫に裏切られ非業の死を遂げた女性・お沢の祟りを描いた怪談物語です。

「近世怪談霜夜星 巻四 おさはかまくらのちにたゝりをなしさまゞのばけものいづるさとびとおそるゝところ」


 この場面では、恐ろしい幽霊となったお沢の顔が画面の半分以上を使って描かれています。前方には、恐れおののきながら逃げ惑う村人たち。印象的な構図で恐ろしさを表現した作品です。

 企画展に合わせて、2026年7月4日(土)、19日(日)14:00〜は学芸員によるギャラリートークも開催します。蒸し暑くなるこの季節、ゾッとする北斎の絵でひとときの涼を感じてみませんか。



浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵
One Hundred Ghost Stories: Hokusai’s Spine-Chilling Ukiyo-e

▼会期:2026年6月17日(水)〜2026年7月26日(日)
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,200円 高校生・大学生500円 小中学生300円
▼休館日:なし※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。

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