映画「おーい、応為」公開記念特別展示を設けました。2025年11月5日
葛飾北斎の娘にして、自身も絵師として活躍した女性「葛飾応為」。
晩年の北斎の制作活動をサポートしつつ、父から学び得た画技を活かして独自の表現を会得した応為は、江戸時代後期の女流絵師として最もよく知られた存在といえるでしょう。
2025年10月17日(金)公開の映画「おーい、応為」は、北斎の生き様を最も身近な場所で見守り、実直に作品と向き合う応為の姿を描いた作品です。
監督の大森立嗣のもと、謎の多い応為を演じるのは女優 長澤まさみ、「画狂人」を演ずる北斎に名優 永瀬正敏を迎えています。
北斎館では、本作の公開を記念し、館蔵する応為の書状2通を期間限定で特別展示します。
確認されている応為作品は十数点と極端に少なく、書状において3点しか現存していないという貴重な史料になります。
文字から透けてみえる「葛飾応為」という女性を、ぜひこの機会にご覧ください。
展示期間:2025年10月11日(土)〜12月7日(日)
観覧料:無料(ただし入館料が別途必要になります)

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