「祭」をテーマに伝統音楽を再解釈 北斎の町小布施でコンサートを開催 | 小布施 北斎館

「祭」をテーマに伝統音楽を再解釈 北斎の町小布施でコンサートを開催2025年10月28日

 今年11月15日(土)、北斎館は「祭」をテーマにしたコンサートを開催します。コンサートでは、尺八奏者の黒田鈴尊さんとピアニスト伊藤優來さんによる若手デュオ・リガロヒエスの演奏をお楽しみいただけます。
 今回は、リガロヒエスのコンサートの開催に至った経緯やその音楽の魅力について、副館長の塩澤さんにお話を伺いました。


―今回のコンサートを開催することになったきっかけを教えてください。

塩澤:2026年の開館50周年に向けて「北斎カルチャーイニシアティブ」という文化イベントを定期的に開催しているのですが、その一環です。北斎館カルチャーイニシアティブは、北斎館に普段来ない方たちにも、北斎の町小布施を楽しんでいただけたらなという思いで企画しています。

―リガロヒエスさんをお招きした理由は何ですか?

塩澤:じつは、リガロヒエスさんが2024年にリリースされたCDのジャケットに、北斎館所蔵の男浪を使ってくださったのがきっかけでした。その後、自由学園でのコンサートに参加させていただいたところ、演奏が本当に素晴らしくて。小布施にぜひ来ていただきたいと思いました。

2024年にリリースされた1stアルバム「祭」のCDジャケット



―リガロヒエスさんは、尺八とピアノのデュオなのですね。

塩澤:そうなんです。尺八奏者の黒田さんとピアニストの伊藤さん(TSUKEMEN)は、普段は別々の領域の第一線で活躍されている方たちです。新進気鋭のお二人がデュオを組んで、日本の伝統的な祭り音楽をアレンジしています。

素人考えですが、ピアノの楽譜と尺八の楽譜は音の取り方が違うから合わないはずなんです。祭り音楽と現代音楽は合わないものなのに、彼らなりの解釈で合わせていく。コンサートの中でも、異物と異物がぶつかり合って、一つの調和になっていく様を楽しんでいただけるのではないかと思っています。

―今回の会場は、北斎館ではなく、町のホールを選ばれたのですね。

塩澤:そうなんです。多くの町民の方、リガロヒエスのファンに北斎館に親しんでいただきたいという思いから、企画させていただきました。普段のリガロヒエスさんのコンサートより手に届きやすい価格帯にしています。メールマガジンを登録してくださっている皆さまにも、ぜひこの機会に、秋の小布施を訪れてみていただければと思います。


リガロヒエス コンサート「祭」
▼日時:2025年11月15日(土)13:00開場 13:30開演
▼場所:小布施町 北斎ホール (長野県上高井郡小布施町小布施 1491−2)
※ 小布施駅前のコンサート会場となり、北斎館の館内ではございませんので、改めてご確認ください。
▼料金:前売 2000円 当日2500円
※前売りチケットはオンラインにて好評販売中です。
▼共催:小布施町




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カテゴリー:スペシャルインタビュー

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