小さくて楽しい略画の世界 　学芸員のおすすめをご紹介2025年5月2日

 先月から企画展「略画 はずむ筆、おどる線」がスタートしました。本展では細かな形を省略していても対象の特徴や動きが失われずに、いきいきと描かれた北斎の略画の魅力をご紹介しています。
 今回は、企画を担当した学芸員・櫻井さんにおすすめの作品やミュージアムグッズをうかがいました。


―今回の企画展を担当された櫻井さんのお気に入りの作品を教えてください。

櫻井：『略画早指南』の中のこの作品が気に入っています。左側のページに大あくびをしている男の人が描かれていますが、この絵には右上から「たいくつ」の文字が使われています。

『略画早指南』後編

―いい表情ですね（笑）。

櫻井：ポージングもいいですよね。かわいらしさもあって、全体のゆるい雰囲気が気に入っています。もう１点は、同じ版本のだるまの絵です。

『略画早指南』後編

―これも文字を使って描かれているのですか？

櫻井：そうです。師匠の「し」という文字で描かれています。どちらもユーモラスで、北斎の遊び心が感じられる作品です。


―櫻井さんのおすすめのミュージアムグッズはありますか？

櫻井：このドリップバッグコーヒーはおすすめですね。小布施町にあるマルテ珈琲焙煎所とコラボレーションした商品です。

ブレンド北斎 男浪 ドリップバックコーヒー

―どんなときに使われていますか？

櫻井：自分が飲むだけでなく、友人に会う時にお土産として買っていきました。軽くてかさばらないので、ちょっとしたお土産におすすめです。味も美味しいですよ。


―パッケージも素敵ですね！

櫻井：男浪と菊図の２種類があって、どちらのデザインを選んでも喜んでいただけるのではないかと思います。

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企画展「略画 ―はずむ筆、おどる線―」は、5月18日(日）までの開催となります。ぜひご覧ください。





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