京友禅の職人の技が染め上げた北斎2025年3月14日
北斎館で開催中の企画展「インフルエンサー 北斎」では、北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、現代に活躍する職人たちが北斎をテーマに作り上げた作品を展示しています。今回ご紹介するのは、京友禅と北斎のコラボレーションによって生まれた作品です。
伝統的な染めの技術を守りながら、反物や京友禅の制作を行ってきた亀田富染工場。時代の流れとともに、着物の需要が減るにつれ、洋服地の生地を染める下請けの仕事が主になっていきました。しかし、2001年に染めた生地をアロハシャツに仕立てたところ、評判を呼びました。
現在ではPagong(パゴン)として、アロハシャツ以外にもダウンジャケットやワンピースなど現代にあったスタイルのアパレル商品を多く手がけ、京友禅の新しい可能性を模索しています。
北斎館とのコラボレーションで生まれたアロハシャツやダウンジャケットも国内外の方々から好評をいただいています。
社長の亀田さんは「北斎にも納得してもらえるような作品にしたいと思っています」と語ります。シルクスクリーンの設計図となる「絵刷り」を制作するには、図を描く専門の職人が携わります。出来上がりの製品の形を意識しながら、北斎の作品をもとに、生かすところは最大限に生かし、削るところは思い切って削るそうです。そこから数ミリ単位で染料を調合。時間と根気のいる作業です。
職人たちの手によって、北斎の作品に新しい可能性が吹き込まれ、誕生した衣服たち。ぜひこの機会にご覧ください。
※こちらのコンテンツは、メールマガジンの内容を再編集してお届けしております。
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伝統的な染めの技術を守りながら、反物や京友禅の制作を行ってきた亀田富染工場。時代の流れとともに、着物の需要が減るにつれ、洋服地の生地を染める下請けの仕事が主になっていきました。しかし、2001年に染めた生地をアロハシャツに仕立てたところ、評判を呼びました。

現在ではPagong(パゴン)として、アロハシャツ以外にもダウンジャケットやワンピースなど現代にあったスタイルのアパレル商品を多く手がけ、京友禅の新しい可能性を模索しています。

北斎館とのコラボレーションで生まれたアロハシャツやダウンジャケットも国内外の方々から好評をいただいています。
社長の亀田さんは「北斎にも納得してもらえるような作品にしたいと思っています」と語ります。シルクスクリーンの設計図となる「絵刷り」を制作するには、図を描く専門の職人が携わります。出来上がりの製品の形を意識しながら、北斎の作品をもとに、生かすところは最大限に生かし、削るところは思い切って削るそうです。そこから数ミリ単位で染料を調合。時間と根気のいる作業です。

職人たちの手によって、北斎の作品に新しい可能性が吹き込まれ、誕生した衣服たち。ぜひこの機会にご覧ください。

「インフルエンサー 北斎」
Hokusai the Influencer
▼会期:2025年1月25日(土)~2025年4月6日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼休館日:会期中無休
※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。
Hokusai the Influencer
▼会期:2025年1月25日(土)~2025年4月6日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼休館日:会期中無休
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