江戸時代のインフルエンサー北斎2025年1月31日
皆さんはインフルエンサーという存在をご存知ですか? ソーシャルメディアなどを通し、ファッションや旅行、食べ物などを発信して新たな流行や概念を生み出す人たちのことです。
絵師でもありデザイナーでもあった北斎は、江戸時代を生きたインフルエンサーであるといえます。北斎が手がけた絵やデザインは人気を博し、それらに影響を受けた江戸時代の職人たちは自分たちの作品に「北斎風」を取り入れました。
明日から北斎館で始まる企画展「インフルエンサー北斎」では、北斎が描いた江戸時代のデザイン集と合わせ、現代に活躍する職人が北斎をテーマに作り上げた作品を展示します。
京都が誇る伝統工芸品の西陣織もその一つです。今回の展示では、北斎の世界を織物として表現した作品をご覧いただくことができます。
琵琶を包むカラフルな袋にからみつく白蛇。琵琶は七福神の一人・弁財天の持ち物で、白蛇は弁財天の眷属だといわれます。落款には、己巳(つちのとみ)の日(弁財天の縁日)という六十年に一度の吉日に、北斎がこの作品を描いたことが記されています。西陣織の技術を駆使し、背景に本金箔をたくみに折り込むことで、作品に立体感が生まれています。
北斎の代表作である「冨嶽三十六景」。題名の通り36図が人気となり、後から10図が追加されて46図となりました。この46図を織り上げ、豪華絢爛な帯に仕立て上げています。お太鼓の位置に、北斎の代名詞として知られる「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」を配し、帯ならではの表現が駆使されています。
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絵師でもありデザイナーでもあった北斎は、江戸時代を生きたインフルエンサーであるといえます。北斎が手がけた絵やデザインは人気を博し、それらに影響を受けた江戸時代の職人たちは自分たちの作品に「北斎風」を取り入れました。
明日から北斎館で始まる企画展「インフルエンサー北斎」では、北斎が描いた江戸時代のデザイン集と合わせ、現代に活躍する職人が北斎をテーマに作り上げた作品を展示します。
京都が誇る伝統工芸品の西陣織もその一つです。今回の展示では、北斎の世界を織物として表現した作品をご覧いただくことができます。

西陣織干支 巳
琵琶を包むカラフルな袋にからみつく白蛇。琵琶は七福神の一人・弁財天の持ち物で、白蛇は弁財天の眷属だといわれます。落款には、己巳(つちのとみ)の日(弁財天の縁日)という六十年に一度の吉日に、北斎がこの作品を描いたことが記されています。西陣織の技術を駆使し、背景に本金箔をたくみに折り込むことで、作品に立体感が生まれています。
北斎の代表作である「冨嶽三十六景」。題名の通り36図が人気となり、後から10図が追加されて46図となりました。この46図を織り上げ、豪華絢爛な帯に仕立て上げています。お太鼓の位置に、北斎の代名詞として知られる「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」を配し、帯ならではの表現が駆使されています。

西陣極細丸帯 富嶽三十六景

「インフルエンサー 北斎」
Hokusai the Influencer
▼会期:2025年1月25日(土)~2025年4月6日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼休館日:会期中無休
※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。
Hokusai the Influencer
▼会期:2025年1月25日(土)~2025年4月6日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼休館日:会期中無休
※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。
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