北斎館 50周年 記念ロゴマークについて2024年7月31日
開館50周年に寄せて
北斎が晩年に訪れ制作活動をした地、小布施に建てられた北斎館は、2026年に開館50周年を迎えます。北斎は日本を代表する画家として世界的に有名になりましたが、みなさんご存知の「冨嶽三十六景」は彼が70代の頃の作品で、それ以降90歳まで成長し続けているということは、これまであまり知られていませんでした。近年あらためて彼の晩年に注目した見方が広がってきています。
50周年を機に、小布施での晩年の北斎を中心として、北斎館から「北斎の輪」を広げるさまざまな活動に取り組んでいます。
北斎館館長 安村 敏信
記念ロゴマークについて
晩年、北斎が毎日の日課として描き続けた「日新除魔」の唐獅子の目をメインモチーフに。北斎の描く、神獣や動物の真っ直ぐな眼差しは、本質(本能)的に同じことを訴えかけているように感じる。
「再びの北斎」=もう一度本質に立ち戻り、現代を生きる私たちが北斎や高井鴻山の偉大さを伝えるだけでなく、「小布施から更に大きな文化をつくり出していく」という強い気持ちを唐獅子の目を通して、人々に問いかける。
ロゴデザイン 轟 理歩(R)
※50周年に向けての具体的な取り組みは、50周年サイト(秋頃リリース予定)にてご紹介していきます。
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