学芸員のつぶやき2018年5月11日

 5月2,3日にわたって、浅野秀剛(あべのハルカス美術館館長)、小林ふみ子(法政大学教授)の両氏に、当館所蔵の摺物調査をして頂きました。その結果、寛政12年の摺物「宝船」が大変貴重で珍しいものであることや、その他にもコンディションの良い摺物、図柄が面白く珍しいものなどが指摘されました。

「宝船」 寛政12年


 また、画帖に貼り付けてあったため「版本」に分類されていた「摺物画帖」の中に、菱川宗理の「源氏三ヶ伝」が三枚ありました。これは、日本浮世絵博物館(長野県松本市)に二枚あり、題名の「三ヶ伝」から三枚目があるはず、と思われていたものです。その三枚目が新発見されたのです。

 今後も、ジャンルごとに、専門家による作品調査を進めてゆき、当館所蔵品の真価を問い直してゆきたいと思います。

 

 

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