ワクワクドキドキ!読本挿絵の世界Exhibition
2017.12/2(Sat)~2018.1/21(Sun)
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【会期】 | 2017年12月2日(土)~2018年1月21日(日) |
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【入館料】 | 大人1,000円、高校生700円、中学生以下無料 |
【休館日】 | 2017年12月31日(日) |
このたびは「ワクワクドキドキ! 読本挿絵の世界」展を開催いたします。
本展覧会では、葛飾北斎が挿絵を描いた『椿説弓張月』と『新編水滸画伝』をご紹介いたします。
自身の作画人生の中で多くの作品を描き続けた葛飾北斎は、四十代の半ばより数々の読本挿絵を手がけました。
読本とは、江戸時代後期に流行した長編小説のことで、中国や日本の古典的な伝承や、説話などを題材に取り、作者独自の想像を交えて書かれたものです。
北斎は、『南総里見八犬伝』などの代表作で有名な、曲亭馬琴などの当時の流行作家と手を組んで、視覚的効果をもたらす挿絵を手がけました。墨の濃淡を駆使し、現実の世界と非現実の世界の表現を分けたりするなど、彼の挿絵からは無限の可能性を感じることができます。
画面構成の面では、まるで現代のマンガのように、絵を枠からわざとはみ出させたり、直線や曲線を巧みに使い、スピード感や、登場人物の一瞬の動きを表現しています。
北斎の描いた読本挿絵の世界をどうぞお楽しみください。
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