物語をいろどる 北斎の豊かな感情表現に迫る2024年5月29日
喜び、驚き、怒り、悲しみ……作品を鑑賞していると、そこに描かれた人物の感情が伝わってくると感じることはありませんか? 北斎館で開催中の企画展「北斎と感情」では、北斎が描いた様々な感情表現に焦点を当てています。
木の根元を見ながら、思わず満面の笑みを浮かべている男性。その表情や両手を広げたポーズからは、驚きと喜びが伝わってきます。それもそのはず。この男性は、金の入った壺を見つけたところなのです。
一方、『唐詩選画本』という版本に描かれたこちらの女性は、どんな感情を抱いているように見えるでしょうか。無表情のようにも見えますが、落ち葉が散る中でたたずむその姿は、どこか物憂げでもあります。この絵に添えられた漢詩からは、女性は遠くへ行ってしまった夫の帰りを待っていることがわかります。そうした物語の背景を知ると、いっそうこの女性の切なさが伝わってくるような気がしませんか?
一方、『唐詩選画本』という版本に描かれたこちらの女性は、どんな感情を抱いているように見えるでしょうか。無表情のようにも見えますが、落ち葉が散る中でたたずむその姿は、どこか物憂げでもあります。この絵に添えられた漢詩からは、女性は遠くへ行ってしまった夫の帰りを待っていることがわかります。そうした物語の背景を知ると、いっそうこの女性の切なさが伝わってくるような気がしませんか?
こうした作品を紹介する企画展「北斎と感情」は、2024年6月9日まで開催しています。ぜひこの機会にお楽しみください。
※こちらのコンテンツは、メールマガジンの内容を再編集してお届けしております。
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木の根元を見ながら、思わず満面の笑みを浮かべている男性。その表情や両手を広げたポーズからは、驚きと喜びが伝わってきます。それもそのはず。この男性は、金の入った壺を見つけたところなのです。
『釈迦御一代記図会』巻之三
一方、『唐詩選画本』という版本に描かれたこちらの女性は、どんな感情を抱いているように見えるでしょうか。無表情のようにも見えますが、落ち葉が散る中でたたずむその姿は、どこか物憂げでもあります。この絵に添えられた漢詩からは、女性は遠くへ行ってしまった夫の帰りを待っていることがわかります。そうした物語の背景を知ると、いっそうこの女性の切なさが伝わってくるような気がしませんか?
『釈迦御一代記図会』巻之三
一方、『唐詩選画本』という版本に描かれたこちらの女性は、どんな感情を抱いているように見えるでしょうか。無表情のようにも見えますが、落ち葉が散る中でたたずむその姿は、どこか物憂げでもあります。この絵に添えられた漢詩からは、女性は遠くへ行ってしまった夫の帰りを待っていることがわかります。そうした物語の背景を知ると、いっそうこの女性の切なさが伝わってくるような気がしませんか?
『唐詩選画本 七言律』巻一
こうした作品を紹介する企画展「北斎と感情」は、2024年6月9日まで開催しています。ぜひこの機会にお楽しみください。
北斎と感情
▼会期:2024年4月6日(土)〜2024年6月9日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:会期中無休
(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)
▼会期:2024年4月6日(土)〜2024年6月9日(日)まで
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
▼休館日:会期中無休
(※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。)
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