北斎×伝統工芸 北斎に挑む現代の工芸作家たち | 小布施 北斎館

北斎×伝統工芸 北斎に挑む現代の工芸作家たち2026年3月20日

 北斎館では、3月29日(日)まで企画展「北斎を魅了した天舞う瑞獣 ―龍・鳳凰―」を開催中です。あわせて特別企画「北斎×伝統工芸 ―北斎に挑む現代の工芸作家たち」を開催しています。今回、日本の伝統工芸作家たちが北斎の傑作と向き合い、新たな解釈でアート作品を生み出しました。

 北斎が描いた東町祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」をテーマに作品制作に挑んだのは、和更紗職人の中野史朗氏、京焼職人の野原美恵氏、漆芸作家の島本恵未氏の3名です。

 和更紗とは、16世紀から17世紀にインドや東南アジアから日本に伝わった「更紗」を江戸時代に日本国内で模して作った染織物。本場インドの更紗は手書きや木版で染めるのが一般的ですが、日本では「伊勢型紙」を使った型染めが主流です。

 石川県輪島に工房を構えていた和更紗職人の中野さんは2024年の能登半島地震で被災し、現在は金沢を拠点に活動しています。今回、能登の珪藻土を漉き込んだ和紙の上に金や雲母を用いた繊細な更紗模様とともに、龍と鳳凰を表現しました。

(左)中野史朗さん(右)「金雲母鳳凰更紗」・「金雲母龍更紗」


 京都で焼かれる陶磁器・京焼職人の野原さんは、北斎が得意とした極彩色を印象的に使いながら、瑞獣の神々しさを立体的に表しました。「北斎to食べる」と名付けた器は、小布施の秋の風物詩の一つである小布施堂の「栗の点心 朱雀」のための器をイメージしたそうです。

(左)野原美恵さん(右)「北斎 to 食べる」


 漆芸作家の島本さんは「龍」からインスピレーションを受け、龍の卵をイメージした作品に仕上げました。螺鈿(らでん)という貝殻の内側の美しい輝きを漆器や木工品にはめ込む装飾技法が惜しみなく使われています。光の当たり方によって様々な色合いの輝きを見せ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

(左)島本恵未さん(右)「龍蛋」


 漆芸作家の島本さんは「龍」からインスピレーションを受け、龍の卵をイメージした作品に仕上げました。螺鈿(らでん)という貝殻の内側の美しい輝きを漆器や木工品にはめ込む装飾技法が惜しみなく使われています。光の当たり方によって様々な色合いの輝きを見せ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。


北斎を魅了した天舞う瑞獣 〜龍・鳳凰〜
Auspicious Flying Beasts

▼会期:2026年1月24日(土)~3月29日(日)
▼開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
▼入館料:大人1,200円 高校生・大学生500円 小中学生300円
▼休館日:なし ※臨時休館がある場合は別途ご案内をいたします。何卒ご了承くださいませ。

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