この作品は、手作りで仕上げた金蒔絵の版画です。 気品のある文様や金銀色彩を浮き上がらせる金蒔絵は、日本の伝統と現代が織りなす新感覚のアートです。 斬新風雅な趣をご鑑賞いただければ幸甚に存じます。
冨嶽三十六景 凱風快晴(赤富士) 図 解説
北斎の代表作として有名な三十六枚の揃物シリーズで、天保二年に製作された。 当時、相当な人気を博したようで、追加の版が出版されている。 「凱風快晴」は、富士山だけを描いた本シリーズの傑作で、早朝の富士がその山容を赤く染め、一日の始まりを力強く告げる。これらの作品はヨーロッパ印象派の人々を驚嘆させた。