特別展開催のおしらせ

北斎漫画の世界

【会期】
2017年9月2日(土)~11月27日(月)

【開館時間】
午前9時~午後5時
※ 入館は閉館時間の30分前まで

【入館料】
大人1,000円、高校生700円、中学生以下無料


本展覧会は、北斎の代表作ともいえる『北斎 漫画』に焦点を当て、北斎の描いた森羅万象の世界をご紹介します。

『北斎漫画』の「漫画」は、いわゆる現代のコミックや劇画とは異なります。江戸時代に「漫画」 といえば「漫然と描くもの」、つまり、筆のおも むくままに描いたものという意味でした。『北斎 漫画』のなかには、北斎の独特の世界観が広がっています。この『北斎漫画』は、絵を学ぶ人々のために描かれた絵手本という”教科書”でした。

それまでの絵手本は、師が門人に肉筆で描いて 渡すのが一般的でしたが、当時大人気だった北斎は、その絵手本を版本にして量産することで、できるだけ多くの人の手に渡るようにしました。
北斎にはたくさんの弟子がいましたが、この『北斎漫画』を見て、絵の勉強をしていたと考えられます。

また、鎖国時代に重要な貿易相手国であった オランダへ、日本からたくさんの品物が輸出されました。その貿易品の一つだった漆器や陶磁 器の包み紙として『北斎漫画』も海を渡りました。
荷物の緩衝材として使われていた『北斎漫画』を 見たオランダの人々は、初めて目にした北斎の 独特の世界観に感銘を受けました。それは次第 にヨーロッパ各地へ伝わり、フランスを中心に巻き起こったジャポニズムのきっかけになりました。

古今東西を魅了し続ける『北斎漫画』の世界をどうぞお楽しみください。

特別展「北斎漫画の世界」チラシ(表)のサムネイル

特別展「北斎漫画の世界」チラシ(裏)のサムネイル