平成28年度 冬の企画展

北斎絵画の新たな展開

201611

【会期】
平成28年11月22日(火)~平成29年3月29日(火)

[前期]
摺物と読本・物語絵の世界

平成28年11月22日(火)~平成29年1月24日(火)

[後期]
風景絵画の世界
平成29年1月28日(土)~3月29日(火)

【開館時間】
午前9時~午後5時
※ 入館は閉館時間の30分前まで

【入館料】
大人800円、高校生500円、中学生以下無料


宗理型美人画を完成させた摺物
[前期]
摺物と読本・物語絵の世界

平成28年11月22日(火)~平成29年1月24日(火)

庭先の母と娘

庭先の母と娘(部分)

北斎は三十代から四十代の前半頃(寛政〜文化)、摺物で頭角をあらわします。

当時、江戸では誹諧や狂歌がブームとなり、狂歌師たちは、狂歌を摺りこんだ浮世絵の摺物を名刺代わりに配る風習が流行しました。

彼らは北斎をはじめ、豊国や歌麿など人気絵師に私費で制作を依頼、彫り、摺りの技術を凝らした摺物を自慢の種にします。

摺物は一品制作で、二〇〇枚ほどの限定品です。北斎はこの摺物によって抒情的な風景画や静物画、とくに瓜実顔、すらりとした上品な宗理型美人と呼ぶ美人画を完成させます。

若き北斎の非凡な才能を摺物でご堪能ください。


北斎画業の集大成、風景画
[後期]
風景絵画の世界
平成29年1月28日(土)~3月29日(火)

 諸国瀧廻り  木曽海道小野ノ瀑布

諸国瀧廻り 木曽海道小野ノ瀑布

七十代の円熟期を迎えた北斎は、さかんに風景版画のシリーズ物を手がけます。

とくに日本人の心の象徴富士山にこだわって描いた「冨嶽三十六景」全四十六枚は、折からの旅ブームと相まって、大変な人気を博します。

さらに「諸国瀧廻り」全八枚、絵本『富嶽百景』、「諸国名橋奇覧」全十一枚などを次々に発表、北斎画業の集大成とも言うべき作品が並びます。

北斎の永年にわたる研鑽の集約である風景画を存分にご鑑賞ください。