平成28年度 夏の企画展

北斎館開館四十周年記念特別展
北斎と広重

東海道五十三次の秘密
北斎と広重の絵力

北斎と広重
【会期】
平成28年7月2日(土)~9月6日(火)

[前期]平成28年7月2日(土)~8月2日(火)

[後期]平成28年8月5日(金)~9月6日(火)

【開館時間】
午前9時~午後6時(8月31日まで)
午前9時~午後5時30分(9月1日から)
※ 入館は閉館時間の30分前まで

【入館料】
大人1,000円、高校生700円、中学生以下無料

※8月3日(水)・4日(木)は展示替えにつき、一部閉室いたします。なお、祭屋台展示室とミュージアム・ショップは無料でご利用になれます。

【主催】一般財団法人北斎館
【共催】信濃毎日新聞社
【協力】日本美術商事株式会社、株式会社リプラス


東海道五十三次」の秘密
北斎と広重の絵力

 

東海道五十三次駅路鈴 十一 箱根

葛飾北斎「東海道五十三次駅路鈴 十一 箱根」(部分)

葛飾北斎と歌川広重、二人の年齢差三十七歳、親子ほども異なる江戸の二大浮世絵師。北斎が「冨嶽三十六景」で江戸庶民に衝撃を与えれば、広重は「東海道五十三次」で世間の注目を集めました。

広重の「東海道五十三次」は、折からの富士詣や伊勢参りなど、旅に対する庶民の関心の高まりを背景に、爆発的なヒット作となりました。
しかし、北斎はすでに広重より早く、東海道五十三次を題材に七種類のシリーズを出版しています。
その代表作「春興五十三駄之内」と揃物「東海道五十三次 絵本駅路鈴」(文化七年刊)は、人物中心に旅の風俗を細かに描写して、広重の旅の風景を主体に描いたものとはひと味違った趣の作品です。

東海道五拾三次之内 鳴海

歌川広重「東海道五拾三次之内 鳴海」

広重の「東海道五十三次」には、明らかに北斎の影響を受けたと思われる人物描写やさまざまな職人たちの風俗が見て取れます。

本企画展では広重の生誕二百二十年を記念して、広重の「東海道五十三次」(保永堂版)五十五点と北斎の「春興五十三駄之内」、「東海道五十三次 絵本駅路鈴」、さらに北斎の鳥瞰図「東海道名所一覧」を展示します。
北斎と広重、二人の作品を見比べてください。
また、作品に描かれた場所について大正年間と平成九年に撮影した写真も合わせて掲示し、東海道の今昔を振り返ります。

二大絵師の作品を見比べながら、東海道シリーズ流行の秘密をさぐります。