平成28年度 春の企画展

北斎館開館四十周年記念特別展
北斎とその弟子たち

北斎DNAの継承

多くの弟子を育てた北斎
弟子たちは師匠を超えられたのか?

201604

【会期】
平成28年4月3日(日)~6月28日(火)

[前期]平成28年4月3日(日)~5月17日(火)

[後期]平成28年5月20日(金)~6月28日(火)

【開館時間】
午前9時~午後5時(4月30日まで)
午前9時~午後6時(5月1日から)
※ 入館は閉館時間の30分前まで

【入館料】
大人1,000円、高校生700円、中学生以下無料

※ 平成28年5月18日(水)・19日(木)は展示替えにつき一部閉室いたします。なお、祭屋台展示室とミュージアム・ショップは無料でご利用になれます。


多彩な画風で活躍した葛飾派の絵師たち

抱亭五清 鯉の滝登り

抱亭五清 鯉の滝登り

葛飾北斎は江戸時代後期の天才浮世絵師。

彼は安永7(一七七八)年、19歳のときに勝川春章に弟子入りし、勝川春朗の名で浮世絵界にデビューします。

その後、勝川派を離れて、「宗理」「北斎」「戴斗」「為一」「画狂老人卍」と画号を変えながら、独自の画風を確立しました。

錦絵(多色摺り木版画)では、役者絵から出発し、「冨嶽三十六景」「諸国名橋奇覧」などで人気を博します。版本では狂歌絵本や読本の挿絵などを手がけています。

さらに晩年には肉筆画に精魂を傾け、小布施で祭屋台の天井絵「龍」・「鳳凰」図、「男浪」「女浪」図を描いたことはよく知られるところです。そして90歳で亡くなるまでその活動は衰えを知ることはありませんでした。

北斎は旺盛な創作活動の一方、絵手本『北斎漫画』を著し、人間・動植物をはじめ、さまざまな森羅万象の姿をみごとに描写し、弟子や絵を志す人たちのための手本を示しています。

こうした活動が実を結び、孫弟子を含め、200人を超える弟子たちを輩出したといわれています。
やがて北斎のDNAを受け継いだ弟子たちは、浮世絵界で葛飾派として大いにその才能を発揮し、活躍の場を広げていったのです。

多彩な画風で活躍した葛飾派の絵師たち

柳川重信 太夫と禿

柳川重信 太夫と禿

数多い北斎の弟子の中では、蹄斎北馬や魚屋北溪、葛飾応為(北斎の三女お栄)の名が知られていますが、弟子の多くは生没年や創作活動について、あまり知られていません。

葛飾派の弟子たちの作品は、師・北斎の画風に忠実なものから個性的な作風のものまで、バラエティに富んでいます。そのジャンルも師と同様に、木版浮世絵の錦絵・摺物・版本から、肉筆画まで実に多彩です。

本展では、葛飾北斎の数ある名品と、彼のDNAを継承した葛飾派の知られざる作品を紹介いたします。

弟子たちは、果たして師匠北斎を超えることができたのでしょうか。北斎と弟子たちの作品を見比べていただきたく、ぜひご観覧ください。