北斎漫画展―江戸伝承版木を摺る

北斎漫画展―江戸伝承版木を摺る開館35周年記念事業
葛飾北斎生誕250周年記念
「北斎漫画展―江戸伝承版木を摺る」
平成24年10月6日(土)~12月4日(火)

◇展示場所◇
・第一会場 北斎館 第一展示室(企画展示室)・第二展示室(版画展示室)・第五展示室(学習資料室)

・第二会場 髙井鴻山記念館(屋台蔵・穀蔵)

フランスをはじめヨーロッパ印象派の画家たちに衝撃を与え、多大な影響をもたらした江戸時代後期の絵師・葛飾北斎は、その90年に及ぶ生涯のなかで、約3万点にわたる作品を残しています。
そのジャンルは風景画・風俗画・美人画・人物画・動植物画・妖怪画・博物画・春画など多岐にわたり、そのいずれも一流作品ばかりという天才絵師の名をほしいままにした逸材でした。

『北斎漫画』は、文化11(1814)年、北斎55歳の時に、300図余の下絵をもとに名古屋の版元永楽屋東四郎より出版されたもので、「冨嶽三十六景」とともに、北斎の代表作として広く知られた傑作画集です。
当初の計画では初編一冊で完結の予定でしたが、発刊後大きな反響を呼び、次々と続編が刊行され、北斎死後約30年後の明治11(1878)年まで全15編15冊がシリーズで刊行されました。
この画集には、人物のさまざまな姿態や顔の変化、動植物、風俗、妖怪など森羅万象あらゆる事物が描き出され、その数は3900余図にもなります。
そのため、この画集は絵を描く練習の絵手本として多くの人に活用されました。

本展は、『北斎漫画』を生み出した貴重な版木を公開するとともに、今日、京都の(株)芸艸堂が所蔵する江戸時代から連綿として伝承されてきたこの版木を使い、現代の職人が摺りなおした選りすぐりの各図を北斎館と高井鴻山記念館の二会場で展示します。

時代を超えてもその輝きを失わない北斎の芸術性と技量の高さを存分にご鑑賞ください。

■特別講演■
「現代に生きる伝統版画技術」奥山版画工房社主 奥山義人
10月27日(土)14時015時30分 映像展示室
「海外における浮世絵の受容」日本女子大学教授 及川 茂
11月3日(土) 14時015時30分 映像展示室

■実演と体験コーナー■
『北斎漫画』伝統版画槢刷実演
10月20日(土)・21日(日)

■はがき型版木による槢刷体験■
特別展期間中随時